沖縄県・尖閣諸島や台湾周辺の東シナ海を対象に、中国が設定した約3カ月半の休漁期間が16日に解禁される。中国は台湾海峡周辺で軍事演習を実施するほか、尖閣沖では中国公船が領海侵入を繰り返し、国外に強硬姿勢を示している。ただ今年は、地元漁業関係者には台湾や尖閣に近づかないよう、政府当局から厳しい罰則付きの指示が出ていた。 (中国福建省泉州市で、白山泉)
台湾海峡に面した福建省泉州市
◆周辺国との衝突警戒か
それだけ魅力的な漁場だが、休漁明けを前に「政府から敏感な海域のラインを越えないよう指示が出ている」という。「敏感な海域」は台湾や尖閣諸島周辺を指しているとみられる。米国との緊張が高まる中、台湾海峡での意図しない衝突の回避や日中関係に配慮する思惑があるようだ。
男性によると、指示を無視して操業した場合、政府は衛星利用測位システム(GPS)で船舶の位置が特定できるため、港に戻ってから罰金を科される可能性があるという。ただ「台湾は中国だろう。何で行ってはいけない。統一すれば漁もできる」と挑発的に話すベテラン漁師もいた。
2016年に数百隻の中国漁船が押し寄せ外交問題になった尖閣諸島沖では、今年に入ってから中国公船の領海侵入が相次ぎ、日中関係に暗雲が立ち込めている。
父の後を継いで5年前に漁師になった20代の男性も今年は「敏感な海域」に行かないよう政府からの指示されていると話した。尖閣に行くかどうか「状況次第」と言うが「今行けば操業免許を
これまでに2回、尖閣沖に出たことがあるという50代の漁師は「釣魚島(尖閣)まで片道で2日かかるが魚もたくさんいる」と話す。尖閣沖では日本のヘリコプターが頭上でホバリングし、甲板に立てず漁ができなかったが、「2カ月間の操業で100万元(約1600万円)をもらった」という。この漁師は報酬の出所を明かさなかったが、政府の国策による出漁だったことをうかがわせた。
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