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頼りは自ら腕1本 理学療法士から転身した異色の漁師 試行錯誤でマグロ漁に挑む - 沖縄タイムス

 理学療法士から漁師に転身した異色の経歴を持つ期待の若手漁師がいる。沖縄県の佐敷中城漁協北中城支所の田仲康純さん(29)だ。医療専門学校で学んだ後、理学療法士として県内の病院などに就職したが、「海が好き」という強い思いから、約2年前に自身の船を購入。遊漁船やアーサー漁の手伝いをしながら、今年からはマグロ漁にも新たに取り組み、漁師の道を歩み始めた。

始めたばかりのマグロ漁で500キロ以上を水揚げする大漁に恵まれた田仲康純さん=5月31日、中城村・浜漁港

始めたばかりのマグロ漁で500キロ以上を水揚げする大漁に恵まれた田仲康純さん=5月31日、中城村・浜漁港

(中部報道部・仲村時宇ラ)

 田仲さんが所属する佐敷中城漁協北中城支所では、田仲さん以外では50代の漁師が最年少。平均年齢は70代だといい、29歳の田仲さんは異例の若さだ。

 新たに始めたマグロ漁は、田仲さんが所属する北中城支所には詳しい漁師がいないため、他の漁港のマグロ漁師を頼った。漁に同行させてもらい、仕掛けなどを学び、5月末には自分の船で一晩にキハダマグロを500キロ以上水揚げする大漁を記録した。

 「自分の腕1本で魚が捕れるか、生活が懸かっている。その緊張感にわくわくする」と漁師の魅力を話す田仲さん。時にはチャンスを逃して悔しい思いもするが「次はこうしてみようとか、試行錯誤を続けるのが楽しい」と笑顔。「漁師の高齢化が進む中、自分のように、異業種からでも漁師を志す若い人が増えればうれしい」と話す。

 また、今後は理学療法士と遊漁船の仕事を組み合わせた、自分だけのサービスが提供ができないか、と構想を膨らませる。

 理学療法士時代、体を壊して趣味だった釣りができなくなったと話す患者さんに出会ったことが印象に残っているという田仲さん。知識や経験を生かし「大好きな釣りをもう一度楽めるように手助けがしたい。それが本当のリハビリテーションの提供になる」と目を輝かせた。

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June 09, 2020 at 03:00AM
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