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静岡新聞撮影写真を専門家が分析 サクラエビ、禁漁区操業を確認|静岡新聞アットエス - @S[アットエス] by 静岡新聞

ふじのくに田子の浦みなと公園から撮影した操業中のサクラエビ漁船のあかり。奥の伊豆半島右端は沼津市戸田付近=24日午後7時26分、富士市前田付近

 由比港漁協(静岡市清水区)所属のサクラエビ漁船団が今月下旬、複数回にわたって駿河湾奥の禁漁区内で操業した疑いが浮上し静岡県が調査している問題で、静岡新聞社が24日夜に「ふじのくに田子の浦みなと公園」(富士市)から禁漁区での操業の様子を撮影した写真を専門家が分析した結果、同公園から南南東に約3キロの禁漁区内で投網していたことが26日、分かった。
 光学機器の設計・製造を手掛ける武蔵オプティカルシステム(さいたま市)がオリジナル画像のデータを解析した。一部船主は「操業は組織的判断だった」と指摘する中、禁漁区内での操業が決定的となり、県が行う事実関係調査の最大の焦点は県桜えび漁業組合の実石正則組合長も含めた組合役員らの関与となりそうだ。
 実石組合長は26日の緊急役員会の終了後、22日夜の禁漁区内での操業は認めた一方、24日の漁については操業したとされる船主からの聞き取りで証言が得られないとして「全くの事実無根で悲しいし、情けない」と全面否定。GPSデータの確認作業は「プール制は信頼関係で成り立っている」として行わないことを明言した。
 オプティカルシステム社顧問の吉川和雄氏によると、撮影に使用したレンズの焦点距離、カメラに記録された画像上の漁船の大きさ、漁船の実際の全長(約16メートル)などから、カメラと漁船までの距離を約3キロと計算。吉川氏は「中学生の理科程度の知識があれば容易に撮影距離は判明する」と話す。
 県桜えび漁業組合は資源保護のため、主な産卵場とされる田子の浦港の南の沖合約8キロ地点よりも北のエリアを禁漁区としている。

 ■「位置的に禁漁区と感じた」乗組員2人一問一答 
 由比港漁協所属のサクラエビ漁船団が禁漁区で操業したことについて、付近の禁漁区外の海域で別々に操業していた漁船の乗組員2人が26日、取材に応じた。24日夜の漁船団の動きについて「位置的に禁漁区と感じた」と述べた。

 -現場の様子は。
 漁師A「われわれも、(禁漁区に入っていた)田子の浦港沖前の船も周辺の群れを探していた。私の船はしばらく待機した後、網を入れるよう船主から指示された」
 漁師B「私の船は禁漁区外の海域で投網した後、田子の浦港沖やポリプラ沖(富士川付近の海域)で操業した仲間の船に合流し、一緒に混獲物を除去していた。その際、仲間の船の乗組員は『禁漁区で投網した』と話していた」
 -位置を具体的に。
 漁師A「投網した後に陸の方を見ると、自船と陸との距離が近いように感じた。近くを操業した船の乗組員から(田子の浦港前の船は)『陸から3、4キロしか離れていないところで網を入れたようだ』と聞いた」
 -仲間の反応は。
 漁師A「帰港後、自船の仲間や近くで操業していた漁師たちも、禁漁区内ではないかと盛んに話していた」
 漁師B「(24日の操業を)おかしいと思う乗組員が多いのに、否定し調査もしない幹部への不信感が高まった」

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May 27, 2020 at 06:23AM
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