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旅ゆけば漁師町:責任感と感謝 初老記念の鳥居 - 毎日新聞

 みなさんは「初老」と聞いて、何歳ぐらいを思い浮かべるだろう。多くの方は、定年退職を迎える60代と答えるのではないだろうか。

 「初老紀念」と彫られた大きな石造りの鳥居を見たのは、丹後地方のとある漁師町のこと。1937(昭和12)年に建てられたその鳥居には、十数人の名前が刻まれていたので、何かのグループで建立したものだろう。

 「初老の記念」という風習に驚きと新鮮味を感じ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で「自分も初老記念でこんなものを建ててみたいものだ」とつぶやいたのもつかの間、少し歩くと「初老記念」や「還暦記念」と刻まれた石灯籠(どうろう)や記念碑が各所にあることに気付いた。

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April 17, 2020 at 03:12PM
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