新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊迫した状態が続く香港で離島が注目を集めている。手軽に行けて都会と比べ感染リスクが低いうえ、海を眺めて気分転換できるためだ。古くから漁業で栄えた長洲島で、人気のフィッシュボールを見つけた。
香港島の金融街、中環(セントラル)の波止場からフェリーで1時間弱。長洲島は若者らが週末に訪れるビーチとして知られている。高層ビル群の香港島とは雰囲気ががらりと変わり、車も走っていない。
フェリー乗り場から歩いて数分の所にある「甘永泰魚蛋」は魚のすり身であるフィッシュボールの名物店だ。10香港ドル(約140円)の「大魚蛋」を注文すると、目の前で揚げて手渡してくれた。串に刺さった2つの球体はかなり大きい。フィッシュボールは香港人のおやつの定番と言える屋台料理だが、通常より大きめサイズが長洲島の特徴だという。
口に入れると日本のかまぼこのような風味で、おなかが減っていればいくつでも食べられそうだ。甘永泰魚蛋は創業40年を超える老舗で、小ぶりで自家製の「魚蛋」(20香港ドル)や「蝦丸」(30香港ドル)なども人気だという。
周辺の狭い路地には小物を売る雑貨店やカフェが立ち並ぶ。フィッシュボールをつまみながら、そぞろ歩きするのも楽しそうだ。海沿いの「長洲平記」で島の名物、マンゴー餅(1つ15香港ドル)を買ってみた。フレッシュなマンゴーをまんじゅうで包んだ大福餅だ。さわやかな香りが口の中に広がる。
長洲島は毎年、4月か5月に「饅頭節(バンフェスティバル)」と呼ばれる大きなお祭りが開かれる。巨大な竹の塔に取り付けられたまんじゅうを制限時間内にどれだけ多く取れるか競う「まんじゅう取り合戦」や、子どもたちが有名人に仮装するパレードが有名だ。
米誌タイムが世界の奇祭10選に選んだこともあり、期間中は多くの人が見物に訪れる。ただ、今年は新型コロナ流行を受けて、まんじゅう取り合戦などの中止が決まった。新型コロナの収束を願いながら島を後にした。
(香港=木原雄士)
[日経MJ 2020年4月20日付]
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