宮城県は３日、新型コロナウイルスの軽症者と無症状者の療養先として新たに借り上げた仙台市青葉区の「東横イン仙台駅西口中央」（２８６室）を報道陣に公開した。４日から新規感染者を受け入れる予定。
部屋は１２平方メートルのシングル。付き添いが必要な場合はツインも用意する。療養者は専用の入り口を通り受け付けを済ませた後、体温計や血中酸素濃度を測る機器、洗濯用洗剤などを受け取って部屋に入る。
毎日９時以降に看護師から電話があり、体温や症状を報告。ホテルには看護師と事務職員が常駐し、医師も週３回往診する。心の相談電話もある。
部屋から出られないのが原則だが、午後３時に３０分間、廊下に出て体を動かせる。１日２回、ラジオ体操の音楽が流れる。午前７時、正午、午後５時半に部屋の前に食事が届く。費用は国が負担する。
今月末まで契約する市中心部の１００室規模の宿泊施設には１１月初め、最多の９０人が入った。今後の感染拡大を見据え、２００室の施設に拡充した。
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